1985年、中国(中国登山協会)と日本(同志社山岳会と京都大学学士山岳会)との合同隊によって西チベットのナムナニ峰が登頂された。その報告書の中にヤルツァンポ源流付近よりネパール国境の峰々を映した1枚のパノラマ写真が発表されている。そこには広大な草原上に真っ白な峰が屏風にように連なっている。辺りの乾いた土地を思わせる茶褐色の色彩に反し雪の白さがとても印象的に映えている。なかでも中央にどっしりと腰をすえた様相で目を引く山があった。大河、草原、雪・・。